レッドデータとは?

レッドデータという言葉は、この地球上には絶滅の危機に瀕している
野生生物=「絶滅危惧種」の意味あいで使用しています。
その由来としては、レッドリストとレッドデータブックがあります。
レッドリストは絶滅のおそれのある野生生物の名称(学名、和名等現地名)や
カテゴリー等の最低限の情報のみをリストするものであり、
もうひとつのレッドデータブックは、そのレッドリストの内容に加え、
形態、繁殖・採餌等の生態、分布、生育・生息環境、生育・生息状況、絶滅の要因、
保全対策などのより詳細な情報が盛り込まれたものとなっています。


The beginning of the RED LIST

レッドリストの始まり
絶滅のおそれのある野生生物=レッドリストを作成する動きは、1940年代に哺乳類や鳥類の個体数の減少の報告があり、
1950年代には国際自然保護連合(IUCN)が絶滅のおそれのある野生生物をカード化し、これがレッドリストの先駆けとなりました。
そして、1966年に最初の IUCN版レッドリスト(The IUCN Red List of Threatened Species)が作成されました。
また、日本では1989年に日本自然保護協会と世界自然保護基金ジャパンが植物版のレッドリストを初めて作成しました。
これをきっかけに、その後は環境省がレッドリストを作成しています。

The main RED LIST of Japan

日本の主なレッドリスト
イリオモテヤマネコ
絶滅危惧ⅠA類
ブッポウソウ
絶滅危惧ⅠB類
ゲンゴロウ
絶滅危惧Ⅱ類
ニホンウナギ
絶滅危惧ⅠB類

The main RED LIST of the world

世界の主なレッドリスト
ホッキョクグマ
絶滅危惧Ⅱ類
トラ
絶滅危惧ⅠB類
シマフクロウ
絶滅危惧ⅠB類
ジンベイザメ
絶滅危惧ⅠB類